「話してみよう韓国語2025」学生スピーチ大会で感じた深い感動と成長の瞬間

生徒さんの挑戦と感動に満ちた1日
韓国文化院が主催する韓国語スピーチ大会「話してみよう韓国語」東京・学生・一般部門 2025大会の応援に行ってきました。
3年連続で欠かさず参加していますが、今年は学生たちの発表テーマや内容の深さがさらに成長していることを強く感じました。
どの発表も独創的で素晴らしかったのですが、その中でも特に印象に残ったスピーチは「私の最高の姿」をテーマにした発表でした。
その学生はヘンリー・フォードの「本当の友達とは、最高の自分を引き出してくれる人である」という言葉を引用しながらスピーチを続けましたが、この言葉は今年ずっと私が深く考えていたテーマと重なり、胸に強く響きました。
「本当の友達」という言葉を思い浮かべた瞬間、20年以上そばで支えてくれている日本人の友人が自然と頭に浮かびました。
年齢は私より10歳以上上ですが、いつもありのままの私を受け入れてくれ、今の私を「最高の自分」に導いてくれる大切な存在です。彼女にあらためて深い感謝の気持ちが湧きました。
また、韓国語専攻でもなく、ただ「韓国人ネイティブ」という理由だけで私を韓国語の先生として信じ、ついてきてくれた今日の出場者の方にも大きな感謝を感じました。
今回の大会で最も印象的だった瞬間は、司会者と一般スキット部門の大賞受賞者お二人の場面でした。
大賞が発表されると、受賞者のお一人が感激して涙を流し、40代半ばに見える男性司会者の方も一緒に涙を見せました。
最初から司会進行がとても温かく知的で素敵だと思っていましたが、その瞬間に見せた真心のこもった涙とコメントに、完全に魅了されてしまいました。
どこかのラジオ番組でアナウンサーもされていると聞きましたが…記憶があいまいです(笑)
司会者と大賞受賞者の涙に引き込まれるように、別の受賞者も感動の涙を流し、会場全体が温かい感動に包まれました。
大学1年生から4年生、そして社会人まで、さまざまな参加者が集まっていました。そのみんなに大きな励ましと慰めの時間になったと思います。
受賞者の一人は、韓国語を勉強していく中で、周りと比べて自分だけ前に進んでいないように感じ、やめようか悩んだこともあったそうです。
しかし今回の経験を通して、大きな慰めと勇気を得たと受賞の言葉で言いました。
こうした姿を見ながら、かつての自分の姿が思い出されたりもしました。
今年の私は、さまざまな悩みや試練の中でも、お互いを励まし合い、共に成長できる素敵な友人たちに多く出会えた一年でした。
来年も、お互いをさらに輝かせる大切な存在として共に歩んでいきたいと思います。
皆さんの今年は、どんな一年でしたか?
気づけば今年も残りわずかです。
身近な大切な方には「ありがとう」、もし行き違いがあったなら「ごめんなさい」の言葉で、温かく一年を締めくくっていただければと思います。
人生は、「ありがとうございます」と「ごめんなさい」――この二つの言葉を大切にできれば、きっと生きる価値があるものになるのだと感じます。
